株式会社白水社（代表取締役社長：山口真一）は、早稲田大学大学院建築学生らによる建築学科修了作品展「room4400(ルーム ヨンヨン)」を2024年3月20日～3月23日の4日間、東京本社にて開催いたします。
新型コロナウイルスの流行により共同での設計活動が制限され個人での試行錯誤の学びの経験、そしてコロナ禍を乗り越え異なる視点を持つ同級生との対話を通じ思考を深めた大学院での学びの経験、それらの集大成となる学生達の修了作品を展示いたします。
展示会場の白水社地下ギャラリーは、通常、会議室への導線として機能しており、平日はオフィス業務が行われます。本会場ならではのこの性質を生かし、天井高さに合わせた会議室の命名「room4400(ルーム ヨンヨン)」をタイトルとし、新たな会議室を構築するような展示会を目指します。
また、展示する“テーブル”の制作を行うにあたり、平和不動産株式会社（代表執行役社長：土本清幸氏）協賛の元、山楽ビル 1F（東京都中央区日本橋茅場町1-6-3）にて展示制作に挑みます。（※制作現場である建物の中には入れませんので、あらかじめご了承ください。）
制作物の資材には弊社の協力会社である木工場（株式会社アンリツ工芸）と金物工場（株式会社三浦工業）から排出された廃材の活用を行います。
白水社は、企業と学生の接点づくりやアーティストの発表の場の提供を通じて、未来を担う人々と新たな空間創造文化の発信を行っていきます。
小原美春
1999年生まれ。2022-2023年フランス国立パリ・ラヴィレット建築大学に留学。留学期間中には、セーヌ川護岸広場で開催した「アジール・フロッタン展」を企画・運営した。学士論文「建築の解き方に関する研究」では、縮小社会における減築手法の可能性を見出した。リサーチをベースとする制作を行っており、現在は修士計画に向けて研究を進めている。早稲田大学創造理工学研究科建築学専攻、小林恵吾研究室在籍。
倉品美沙
1997年名古屋市生まれ。修士論文「アルド・ロッシの建築作品における〈両義的反復〉の抽出―初期3作品を例に」では、建築でごく一般的な反復という設計手法から新たな空間の知覚の可能性を見出した。イメージと意味の関係を切り口にグラフィック/建築作品を制作している。2023年に祖母の家の空間性をグラフィック・インスタレーション作品にした個展を開催。早稲田大学創造理工学研究科建築学専攻、吉村靖孝研究室在籍。
黒澤優太
1999年静岡市生まれ。修士計画「fiction」では、住宅設計プロセスに他者なる声を介在させることで現代における建築家のあり方、並びにカタチの導き方を模索した。手書きとCGを合わせたパラレルなドローイングから空間を考えている。2022年HAFERE主催コンペティションにて優秀賞、2023年POLUS主催コンペティションにて最優秀賞を受賞。早稲田大学創造理工学研究科建築学専攻、古谷誠章+藤井由理研究室在籍。
小出所拓海
1999年北海道生まれ。建築の形と社会の関係性に興味を持ち、戦争記念碑などのモニュメントの研究を継続して行う。修士計画「Pool as Monument for Hokkaido」では北海道開拓に対するモニュメントのあり方を模索した。学士論文「都市の地下空間における居場所の構成原理」では開発のズレが生み出す小さな空間の可能性を見出した。早稲田大学創造理工学研究科建築学専攻、小林恵吾研究室在籍。
髙相拓己
1999年神奈川県生まれ。村野藤吾設計の「八幡市民会館」のコンヴァージョンを手掛ける宮本佳明の指導のもと、村野藤吾の作家論研究を続ける。また建築と並行して、コロナ禍を機に購入した3Dプリンターを用いて身近なモノを自らつくることを目標に掲げ日々プロダクトの制作を行う。主な展示歴に「トビチ美術館2022」 早稲田大学創造理工学研究科建築学専攻、宮本佳明研究室在籍。
主催・企画 ：株式会社白水社
アーティスト：小原美春 倉品美沙 黒澤優太 小出所拓海 髙相拓己 他
制作期間 ：2024年3月8日（金）～3月19日（火）
制作場所 ：東京都中央区日本橋茅場町1-6-3 山楽ビル1階
協 賛 ：平和不動産株式会社
協 力 ：株式会社アンリツ工芸、株式会社三浦工業
展示場所 ：株式会社白水社本社内
東京都中央区日本橋兜町5-1 兜町第1平和ビルB1階
展示期間 ：2024年3月20日（水・祝）～3月23日（土）
展示時間 ：11:00～17:00（最終日は18時まで）
株式会社白水社 第1事業本部 営業部 葛城（かつらぎ）
TEL：03-3669-9532
