—— 白水社、兜町から未来の文化を発信
株式会社白水社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山口真一)は、合同会社なにもの(所在地:東京都三鷹市、代表:矢内鉄朗)およびシンニチ工業株式会社(本社:愛知県豊川市、代表取締役社長:木下雄輔)が共催する「挑戦する若きアーティストたちへ 未来へつなぐアートプロジェクト」の受賞作品展示会を、2025年8月26日(火)~8月31日(日)までの6日間、当社本社地下1階にて開催いたします。
本展示は、次世代アーティストを応援し、企業とアート、地域と若い才能をつなぐ場づくりを目的としたもので、産業×アートによる共創の試みとして注目されています。展示会場となる兜町は、平和不動産株式会社による再活性化が進む地域であり、「コト始め=起点の街」として、 “すべての挑戦が輝く街”を目指して、地域全体が文化・経済・創造活動の発信拠点として進化を遂げています。
白水社は、この兜町の未来に向かう情熱の流れに共鳴し、「お客様と共にその時代の文化を創造する」という企業理念のもと、若手クリエイターによる表現の場を創出することで、兜町の街の新しい魅力づくりに挑戦し続けて参ります。
■ 展示内容
このアートプロジェクトは、若手アーティストの挑戦を社会につなげ、産業とアートの融合を通じて新たな価値を創造することを目的としています。応募総数19名の中から選出された最優秀賞および優秀賞作家計6名の作品が展示されます。
展示作品は、平面・立体を問わず、受賞者の思考と技術が結実したものばかり。最優秀賞に輝いた多摩美術大学のホウ ユウ氏による作品は、シンニチ工業本社への恒久展示が決定しており、10月の完成に向けて現在制作中です。
また、本展は白水社が若手建築家・学生らと開催した作品展「unboxing」(2025年3月開催)に続く、若い才能との協働による空間活用の取り組みでもあります。
■ 受賞者紹介
最優秀賞:ホウ ユウ(多摩美術大学 絵画学部油絵専攻 3年)
優秀賞(シンニチ工業賞):田中 侑良(東京藝術大学 日本画専攻 2021年卒)
優秀賞(瀧上賞):髙田 剛伸(多摩美術大学 油画科 3年)
優秀賞(小島賞):上田 風花(武蔵野美術大学 日本画専攻 4年)
優秀賞(「小さな美術館」賞):馬場 寛之(武蔵野美術大学 日本画専攻 2023年卒)
優秀賞(AYD賞):寺前 有海(東京藝術大学 工芸科彫金専攻 2025年卒)
※敬称略・所属や学年等は受賞決定時点のものです。
■ 展示会概要
展示会名:「挑戦する若きアーティストたちへ 未来へつなぐアートプロジェクト」
会期:2025年8月26日(火)〜8月31日(日)
時間:12:00〜17:00
会場:株式会社白水社 本社B1階(東京都中央区日本橋兜町5-1 兜町第1平和ビル 1階)
アクセス:東京メトロ「茅場町駅」11番出口 徒歩2分/「日本橋駅」D2出口 徒歩4分
入場料:無料
主催:合同会社なにもの、シンニチ工業株式会社
協力:株式会社白水社
後援:平和不動産株式会社
■合同会社なにものについて
美大生や若手作家の“初めて社会に出る一歩”を支援する学生発スタートアップ。展示・販売・ワークショップ、企業壁画制作などを手掛け、レンタルアートサービスは50社超が利用。
URL:https://violet251611.studio.site/
■シンニチ工業株式会社について
愛知県豊川市で創業55年の鋼管メーカー。「アート×産業」プロジェクトに挑戦中。今回のアートコンペでの優秀賞受賞者の作品を社内に展示。
URL:https://www.shinnichikogyo.co.jp/
■平和不動産株式会社について
人々を惹きつける場づくりで未来に豊かさをもたらす、唯一無二の“Bazukuri Company”へ進化中。日本橋兜町・茅場町の賑わいづくりの一環で、街全体でアートイベント「Kabutocho Art Week」も開催。
URL:https://www.heiwa-net.co.jp/
■ 白水社の文化創造活動について
株式会社白水社は、「お客様と共にその時代の文化を創造する」という企業理念のもと、自社オフィスを活用したアートプロジェクトを通じて、多様な表現と創造の起点となる場づくりを継続的に実践してきました。
2023年《Transformation》── 松本千明個展
2023年10月、気鋭美術作家の松本千明氏の個展を開催。松本氏は大理石でできた柱や階段など、建築の一部をヒントに作品づくりをしています。白水社は平和不動産株式会社ご協力のもと、兜町の空きビルの1室をオープンアトリエとして開設し、兜町・茅場町の歴史の背景の中で、新たな制作に挑戦した作品を展示しました。
2024年《room4400》── 学生建築プロジェクトの社会実装
2024年3月、早稲田大学大学院建築学専攻の修士学生らとの協働によって実現した「room4400」展では、建築・デザインの学生たちが自身の修士設計を社会に対して問い直す試みを行いました。使用された什器には白水社の協力企業から提供された廃材が活用され、サステナブルな視点も取り入れられました。空間の再定義と都市への応答がテーマとなった本展は、若い建築家たちの思考の広がりを具現化する舞台となりました。
2025年《Kabutocho Art Week》参画── 街と連動するアート発信 2025年1月に開催された街回遊型アートイベント「Kabutocho Art Week」では、白水社本社B1階にて、ファイバーアートの第一人者である草間喆雄氏、熊井恭子氏の作品を展示。歴史ある兜町の一角をアートの触媒とすることで、地域の文化的再生に貢献しました。街そのものをギャラリーと見立てるこの試みは、都市と作品の新しい関係を提示しました。
2025年《unboxing》── 建築・デザイン学生による合同作品展
2025年3月には、大学院生を中心とした建築・デザイン分野の学生たちによる展示「unboxing — ある会議室を、イメージを、創作を、内からひらく展示会」を開催。白水社オフィスの一角を制作と発表の場へと転換し、空間と創作が溶け合う新たな「開かれたオフィス」の可能性を提示しました。展示什器には白水社協力会社の廃材を活用し、サステナブルな視点も取り入れられました。
■ 本件に関するお問い合わせ先
株式会社白水社
第1事業本部 担当:鈴木、宮本
TEL:03-3669-9532
※本プレスリリースに掲載されている情報は発表日現在のものです。